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第一生命株式会社化から垣間見る健全性・安全性
- ■質問
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法人契約をする際に商品の優位性だけでなく、保険会社の健全性・安全性は大切だと思います。
どのようにしたら判断できますか? - ■回答
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2009年9月リーマンショックの影響から世界最大の保険グループAIGが倒産直前担ったことは記憶に新しいところですね。
保険契約は長期間であること、年間保険料が多額になることを考えると、保険会社の健全性・安全性はどのように確認するのかは重要な要因といえます。
しかし、これという指標がないのが事実でしょう。
AIGグルーの格付けは高い評価を得ていました。引き受けるリスク、低所得者向け住宅ローンの破綻を保険で担保したことが原因で破綻に追い込まれてしまいました。財務の健全性を示す【会社格付け】、支払い余力といわれる【ソルベンシー・マージン比率】、さらに資金運用先などが私たちに分かる指標といえます。

【会社格付け】会社格付け会社が、金融機関の財務内容をA・B・Cのアルファベットなどでで評価します。
よく目にするのはS&P社の「AAA」です。
日本経済がたたかれたり、不況局面にあると低い評価になったりします。AIGグループは「AAA」を宣伝に使っていましたから、どこまで信用するかはお客様次第というところでしょうか。
【ソルベンシー・マージン比率】「支払い余力」といわれる指標です。これもAIGグループは1000%を超えていました。
保険会社が持っている有価証券を含む「広義の自己資本」といわれる支払いに当てられる財源を通常の予測を超える危険の50%で割った比率%のことです。
難しくて分かりにくいですね。
急に被保険者が全員死亡したら保険金を払えるかという比率です。半分の人が亡くなった場合に満額払える数値を100%としています。(全員ということはないだろうということから・・・・)
200%であれば、一度に全員なくなっても満額払えるという数式になっています。
しかし、200%を少し超えた程度で安心する契約者はいません。
500%から1000%に多くの保険会社がなっています。ちゃんと保険金を払ってくれるだろうという安心材料です。しかし、AIGはローン破綻者の保険金支払いが財政の危機を生み出しています。財務内容の健全性同様に不透明な部分がまだあるようです。
【資金の運用先】保険会社が発表する毎年の財務内容の報告は冊子になっています。また、インターネット上でも公開されています。
これらを参考にして、その会社の運用指向性を判断することは可能といえます。
【株式会社化】第一生命が株式会社化し上場しました。
多くの株主を持つだけでなく、契約者でない株主が利益の配分を要求することに
なります。
資金の調達が容易になるという理由です。
2010年3月31日の日本経済新聞に「国内外のM&Aを検討する」という方針が
国内外の機関、投資家に説明されたと掲載されています。
株式会社化のもたらす成果と失敗は何年か先に分かることになります。ただし、
【有配当】生命保険会社は、配当金原資を株主と契約者に配分します。
今まで以上に利益を出さないと契約者配当の維持・増配はできないことになりますね。【相互会社】
相互会社方式では、契約者に配当原資が全額向けられることになります。
しかし、相互会社は経営内容が不透明なままですので、配当金原資額が正当か
判断しにくいという疑問・問題点が残ります。
上記の指標から保険会社の健全性・安全性を確実に判断することは難しいといえます。
法人保険の見直しとともに保険のプロ・ファイナンシャルプランナーに保険会社の評判など確認することが、もうひとつ重要な判断材料になると思います。1社保険会社専属の販売員は自社のことを悪くは言いません。
数10社も扱うプロは商品と同時に保険会社の動向にも日常的に触れているはずです。
一度見てもらうのも有効な手段かもしれません。












